自意識朦朧

Simple Lifeを妄想するライフログ

【書評】1分間アドラー

f:id:baku305:20160112083457j:plain

結局、我々に対人関係以外の問題はない

スキマ時間を使って各分野の巨匠の教えを学ぶ「1分間シリーズ」。
その中で、心理学者のアルフレッド・アドラーがタイトルの本を読みました。

アルフレッド・アドラーは1870年オーストリア生まれ。
第一次世界大戦では軍医として従軍もした経験もある、精神医学者・心理学者です。

同年代にフロイトユングなどメジャーな巨匠がいたため、最近まで知名度は低かったようですが、その考え方は脈々と受け継がれ、最近になってより広く知られるようになってきました。

現代の劣等感にとらわれやすい社会、人との関係に気をもむ現代人の生活に、アドラーの思想がマッチしているのだと思います。

本は77の短い章で構成されており、1見開きで1分程度で読めるので頭にも入ってきやすいです。確かにスキマ時間でスラスラとストレスなく読めました。気になるポイントを簡単に読み返せるのでポイント高いですね。

アドラーの思想のポイント

・人は努力と訓練によって何者にもなれる「楽観主義」

・私達はみな仲間だという「共同体感覚」

・過去に縛られず、自分が選んだ未来に向かって向上していくことを課題とする「目的論」

この本を読んで心に響いた言葉

009 人生のチャレンジが無尽蔵であることは、幸福である。

予測できない未来があるからこそ、人は努力します。
明日は何が起きるかわからない。だから、創造し協力し発達することができるのです。
予測ができれば、つまらない人生になってしまうでしょう。
絶えず変化する明日を楽しめるように考えることが大事なんですね。

026 結局、我々には対人関係以外の問題はない。

アドラーは人生にはすべての人が直面する3つの課題があるといいます。
「仕事」「交友」「愛」です。
すべて対人に関する問題で、アドラーの提唱する「共同体感覚」は、他の人を敵でなく味方だとみなす考え方であり、人生とは対人関係こそが中心問題であるといっています。
確かに人生で悩んでいたことの元をたどっていくと対人関係に行き着きます。
そう考えると、自分が人に対してどのような行動が必要かも、おのずとわかってきます。

039 大切なのは、何が与えられたかではなく、与えられたものをどう使うかだ。

「あそこは代々スポーツマンの家系だから、どれだけやっても勝てない」
「あの家はお金持ちだから、小さな頃から英才教育で、テストはいつも満点」
子供の頃にそんな劣等感に支配された経験があるかもしれません。
でも、そういった子でもある時期で伸び悩み、平凡に努力していた子供に追い抜かれることもよくある話です。
アドラーは人がどうしていようが、自身に限界線を引かずにマイナスも含めて自分に与えられたものをどう使うかが大事といっています。
この劣等感は大人になってもしょっちゅう経験するので、心に刻み込みたいと思いました。

こんな人におすすめ

なんだか心がモヤモヤしている人。

仕事や恋人との関係がうまくいっていない人

自分と向かい合いたい人

 

このシリーズ面白い♪ またためしてみます。