自意識朦朧

Simple Lifeを妄想するライフログ

【書評】フィンランドのファミリースタイル:ジュウ・ドゥ・ポゥム

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冬が長いフィンランドのお家の中は色彩あふれる癒やしの空間

初めてのヨーロッパ方面の旅行は映画『かもめ食堂』に憧れてフィンランドに行きました。

もう10年近く前ですが、関空から直行便があり、日本から一番近いヨーロッパなんて触れ込みだったんですが、8時間のフライトは当時喫煙者だったボクにはなかなかキツイく感じましたけどね(´・ω・`)

それまでは、主に東南アジアにバックパッカーとして渡航していて、熱くエネルギッシュな街のパワーにテンションを上げていたんですが、あれですね。若くないとしんどいですねアジア(汗)

 

とかく初めての渡ったヨーロッパは空の青さが違うというのが第一印象。

フィンランドの夏は極端に短く、渡航した9月は夏も終わりかけ。空気はカラッとして気持ちいいですが、長袖がないと寒く感じる。そんな時期でした。

しかも白夜に近く、太陽は夜10時回ってやっと夕闇のような感じ。そしてそのまま朝を迎えるという昼夜の区別がはっきりしない中途半端な日が続きます。おかげでなんだか白昼夢を見てるような、頭がボーッとして余計に幻想的な国に見えました。

 

まあ、そんな感じで何かと気候の偏りが半端ない国なんですが、冬は逆に日が昇らないというハードな側面があります。

そして森と湖が豊富なため、地方では隣家まで数キロ~数十キロ離れているなんてこともザラだそうです。

今は激減しましたが、かつては自殺大国だったそうです。

寝ても覚めても外は真っ暗。しかもご近所が遠すぎて人との繋がりを築きにくい。気持ちが消沈しそうですね。

それが理由かはわかりませんが、フィンランドの建築物や雑貨やテキスタイルには、目で楽しめるカラフルで洗練されたデザインが多く見受けられます。

 

デザイナーが手がける内装空間の飛び抜けたセンス

この本ではそんな魅力的なプロダクトを作り出す、フィンランドのデザイナーのお部屋を紹介。

主に子ども部屋を多く取り上げているんですが、色彩センスが爆発しててもう憧れしかないw

 

流行りを追わないリメイクしながら使い続けるおもちゃたち

16家族のお部屋を紹介しているんですが、どの家も共通しているのが、木を使った家具やおもちゃが多く、逆に安っぽいプラスチック製品がほとんど見受けられないこと。

テレビでやってるような流行りのおもちゃはなくて、何世代でも遊べそうな定番のおもちゃばかりでした。

日本ならアニメやゲームのグッズ。ガチャガチャやお菓子のおまけなど、細かく雑多な印象のおもちゃが集まりそうですね。

 

こういった流行りばかりを追わないスタイルも日本とは時間の流れが根本的に違うんだろうなと感じます。

 

部屋はシンプル。持ち物で個性を出す。

紹介されているどの部屋も家具を含め、ベースはとてもシンプル。

その中でアイテムに個性を出して、部屋の表情をつくっているのがうまい。

特にファニチャーの使い方が巧みで、マリメッコなど鮮やかなテキスタイルをうまく取り入れています。

これだけ色を入れて下品にならないって、ほんと色彩感覚が優れているんだなと勉強になります。

 

インテリアの勉強にもなりますし、こんな部屋での生活を想像するだけでもワクワクする。そんな本でした。