公開 | 2018年 |
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制作 | アメリカ/オーストラリア |
時間 | 95分 |
監督 | リー・ワネル |
出演 | ローガン・マーシャル=グリーン/ベティ・ガブリエル/ハリソン・ギルバートソン |
ストーリー | ★★★★★ |
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SFバイオレンス・アクション | ★★★★★ |
士郎正宗の世界 | ★★★★★ |
近未来で妻のアシャ(メラニー・ヴァレジョ)と穏やかに生活していたグレイ・トレイス(ローガン・マーシャル=グリーン)は、突如現れた正体不明の組織に襲われる。妻は殺され、グレイは一命を取り留めるが、全身がまひしてしまう。悲しみに沈む中、ある科学者から実験段階にある人工知能チップ“STEM”を肉体に埋め込む手術を提案され、彼は受けることにする。やがて彼は体を動かせるようになったばかりか、驚異的な身体能力を得る。
士郎正宗の世界
完全自動の車、半身不随者の神経に直接アクセスして機能させるAI、生体手術で機械を埋め込み身体機能を向上させた殺し屋、殺人ナノマシーン。うん。まさに攻殻機動隊の世界。好きなテイストの近未来だ。
参考:IMDb
腕に直接銃を埋め込むなんてのは、まさに士郎正宗の漫画に出てきたギミックね。これだけ技術が進んでも銃は火薬なのね。排熱どうするんだろね。
この現実の延長線上のありえる未来って世界観大好きなのよ。ダークでどうしようもない未来でもワクテカしちゃうのよね。スターウォーズはあまりに別世界すぎて過ぎてどうもね…
監督は『ソウ』シリーズのリー・ワネル。シリーズで見せたスプラッターな描写は今作でも健在よ…
「聞こえますか…今…あなたの脳に…直接…語りかけてます…」
脊椎を損傷し首から下が不随となった主人公トレイスは大企業の最新AI技術を使った実験的なチップを埋め込むことにより驚異的な身体能力を得る。
体の感覚がなくてもAIが指令を読み込み、神経を操ることで健常者と同等の動きができるという画期的なシステム。これ実現できることを切に願うね。
参考:IMDb
このAIチップだが機能はそれだけに留まらずナビゲーションシステムがあり話しかけてくる。
主人公が犯人を探す助手としての役割のみならず、車のハッキングや主人公に代わり身体をコントロールし格闘戦までする。脳内ドラえもん状態。
AIが駆使する格闘技はなんともコンピューターらしいロボットダンスのような動きで新しい。最適最短で繰り出す攻撃はジークンドーっぽいよね。
途中まで主人公をトム・ハーディと勘違いしてました(*ノω・*)テヘ
似てない?このひと。
トム・ハーディ多いじゃん?不遇の待遇されるキャラクターw
脳内に語りかけれて勝手に身体が動くってヴェノムっぽいなぁなんて思ってたのよ。
ネットで調べたら海外でも「ドッペルゲンガーか?っつうくらい似てるw」って意見があったわw
参考:IMDb
AIの反乱というSFのド定番スタイル
タイトルであるアップグレードは人がテクノロジーを利用して進化するという意味であると同時に、ではコンピューターのアップグレードとは何になるのだろうという示唆も含まれている。
そのへんラストに向かってやっぱりな展開ではあるが、ありきたりな人類勝利のハッピーエンドで終わらさないのが『ソウ』でさんざんバッドエンドを繰り出してきたワネル監督の好きなところ(ΦωΦ)
絶望せよ( ̄ー ̄)
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